『全く個人的な考えですが、大乗仏教徒の目的は仏教徒による世界国家建国だと思っています。即ち、浄土の建立です。根拠は時輪タントラです。』
と、この間書きましたが
石原莞爾の最終戦争論と戦争史大観を読んでいます。石原莞爾の場合、最終戦争論の出版と「東亜連盟」樹立の根拠は、『時輪タントラ』ではなく日蓮の予言です。石原莞爾は日蓮主義者としても有名です。田中智学の国柱会に入信していたようです。以下は最終戦争論からの抜粋ですが、
「日蓮聖人は将来に対する重大な予言をしております。日本を中心として世界に未曽有の大戦争が必ず起る。そのときに本化上行が再び世の中に出て来られ、本門の戒壇を日本国に建て、日本の国体を中心とする世界統一が実現するのだ。こういう予言をして亡くなられたのであります。」
これは「観心本尊抄」に書いてある予言です。おそらく根拠はこの部分。
「当に知るべし此の四菩薩折伏を現ずる時は賢王と成つて愚王を誡責し摂受を行ずる時は僧と成つて正法を弘持す。」
「観心本尊抄」は、日蓮の代表著作で、天台大師智顗の十界互具、一念三千の理論に基づく著作であります。
さて、「戦争史大観」の冒頭を要約致しますと、
古今東西、総ての聖賢の共同理想であり、全人類の希望である永久の平和、戦争の絶滅は、世界の統一に依ってのみ達成せらるるであろう。世界統一の条件として考えられるものは大体次の三つである。
1 思想信仰の統一。
2 全世界を支配し得る政治力。
3全人類を生活せしむるに足る物資の充足。
戦争の絶滅に思想信仰の統一が絶対に必要であり、しかもそれが最も根本的の問題である。そして、思想の統一は人格的中心を要求する。石原莞爾はその中心に"現人神"としての天皇をあげています。が、1946年の元旦に天皇は人間宣言をしてしまいました。例えば他の思想の信徒にとっては毛沢東、マルクス、スターリン、ヒトラー、ムハンマド、キリストなどが"現人神"的な扱いをされるのでしょう。
なるほど。
ただし、仏教徒の立場から言ってみれば。
我らにとっては、それが思想の統一の人格的中心は釈迦牟尼仏である。
我らの信仰に依れば、人類の思想信仰の統一は、全人類が菩提心を発した時初めて達成せられる。更に端的に言えば、仏の教えへの信仰が世界統一の霊力である。しかも世界人類をしてこの信仰に達せしむるには世界の仏教徒の正しき行動なくしては空想に終る。かつ、世界の仏教徒の正しき思想、正しき行為だけでは不可能であり、仏法を守る政治力、経済力、軍事力(外護)が伴わねばならぬ。
以下は読書後の私個人のシュミレーションというか、脳内の戯論ですが。
この政治力、経済力、軍事力ですが、縁起の法で考えるに、日本という国は日本だけでは成立せずに、様々な外国との関係により成立していますし、もはや石原莞爾の時代から、日本国だけでは戦えないほど世界は変貌してますので、仏教国で経済的、軍事的な連合国つくるのが妥当な戦略かなと思います。Buddhism country Unionですね、BU(仏教国連合)となるのかな。
ただ、その国の仏教徒は、その国の政権と同じではない、という問題もあり。
各国の政権主導のものに準ずるか、どうか。例えば、廃仏毀釈の次には統一教会と癒着した日本の政権。中国の場合、もちろん共産主義は仏教と違うので、チベット仏教は弾圧されました。現代になってやっと自分の国の歴史のある寺と伝統文化としての仏教は保護するようになりました。ミャンマー軍事政権はミャンマー仏教徒とイコールではありません。仏教エリアはアジールなわけですから。また、仏教徒の武装闘争の是非、というものも問題になってくると思います。
訳)只是我自己的想法,大乘佛教的真的目的是,由于佛教徒,建立世界国家。就是说建立净土。根据是時輪怛特羅。
前天,我写的这样,
石原莞爾公布的最终战争论和成立“东亚联盟”的根据是不是"时轮怛特罗"是日莲法师的预言。石原莞爾作为日莲主义者也很有名,他归属田中智学的国柱会了。如下是摘录,从"最终战争论"
日莲圣人预言的很重要的未来的事情,以日本为中心,世界上必定会发生前所未有的大战争。这个时候本化上行菩萨再出来娑婆世界,在日本成立本门的戒壇,以日本国体为中心的全世界统一将成为。日莲圣人他自己死的之前预言这样了。这预言写上「观心本尊抄」的里头。根据是这个部分
「应该知道,四菩萨出现,折伏的时候,成为贤王责怪愚王,进行摄受时,成为僧人,弘持正法」
《观心本尊抄》是日莲的经典著作,根据天台大师智顗的十界互具、一念三千的天台理论。
总结一下「戦争史大観」开头的部分的话
古今中外、总是圣人贤人的共同理想是全人类的希望是永远的和平,战争的绝灭,这些是只能从世界的统一可能到达了。而,世界统一的条件是如下的三个。
1.思想信仰的统一
2.可以支配全世界的政治力
3. 物资的充足到达全人类可以生活的水平
为了战争的绝灭,我们必须统一世界上思想信仰,这个是根本的问题。而且为了思想信仰的统一,需要人格的中心。因为石原莞爾他在那个时代,所以把日本天皇当这个思想上的中心的"神人"。但1946年的元旦,日本天皇公布自己是只是一个普通的人。如果他们是其他思想的信徒的话,他们就选择毛泽东,马克思, 斯大林,希特勒, 穆罕默德,基督,等等…把他们当这个中心的"神人"。
如此而已。
但是,从我们佛教徒来说,我们把释迦牟尼佛当思想上的中心人格。
从我们的信仰来说,人类的思想信仰上的统一是,全人类发菩提心的时候才可能了。更简单地说,佛教信仰是全世界统一的灵力。而,为了世界人类到达这个发菩提心,如果没有全佛教徒的正宗行动,全部变成梦想了。并只有正宗信仰思想也不可能到达全人类到达发菩提心,需要守护佛法的政治力,经济力,军事力。这个力称外护。
如下的内容,只是我的脑子里的梦想。
这个保护佛法的政治力,经济力,军事力,我用缘起法考虑,日本不是日本一国独立的存在,和很多外国合作贸易,有很多关系,靠了很多国家才维持日本这个国家。现代不是70年以前,世界也变了,只日本一国想独立维持自己国家也不能维持经济与军事。因此,日本可以和其他的佛教国组成联盟,这是有效的战略。这个可以称Buddhism country Union.
但是有一个问题,住在那个国家的佛教徒不一定赞同国家权力,这两个应该不能搞在一起。
应该国家政府可以指导佛教徒吗?比如说日本政府以前是害佛门,这鼓励神道,大战以后就自民党和邪教统一教会混在一起。中国政府现在终于保护中国传统佛教,但以前杀很多西藏和尚,破坏很多西藏寺院,因为共产主义不是佛教。缅甸军事政权也不是缅甸佛教徒。佛教领域是从世俗权力需要区别。而,不论对自己国家权力,对外国军队,佛教徒可不可以武装斗争吗?这问题也是很大的问题。