妙法蓮華経妙荘厳王本事品第二十七は薬王菩薩の家族の物語。その前世譚では仏教に帰依した彼とその兄弟が、バラモン教だった父王を改宗させる、という話しになっているが。これは、バラモンの子息から狙って布教せよ、ということではないだろうか。私の個人的な説ですが。
当時のバラモンカーストは血統相続だったろうから、布教の際にはバラモンの家の子供から折伏すれば、バラモン教寺院自体をオセロみたいにひっくり返して仏教寺院に改宗できるわけです。そのような戦略を私は法華経の中に見ました。
日本の場合に当てはめてみると、法主が血統相続でやってる浄土真宗の寺院は日蓮宗に折伏されて改宗したら、法統としては消滅するリスクがあります。逆にそういったリスクがあるので蓮如さんは頑張って宿曜の宿の数、28人もの子を造ったのかもしれません。村の衆も本願寺の庇護が欲しいため、村一番の選りすぐりの美女を蓮如さんに引き合わせるわけですね。そういえば、比叡山の僧兵に追いかけられた蓮如さんは三井寺は萬徳院に一時的に匿われていました。蓮如さんが縫ったと言われる"縫いの名号"というのが三井寺観音堂にあります。
昔は、門徒は競って大谷家の法主の入った風呂の水を飲んだといいますが、想像するとユーモラスな光景ですよね。親鸞さんの遺伝子にはそれだけのカリスマがあったんですね。ここにおいてなんと法の血脈相続は、遺伝子の血統相続になってしまいました。
しかし、この親鸞の遺伝子のカリスマ性故に、そして蓮如さんの教えの伝播により、日本で始めて、仏教社会主義の国が誕生しました。
浄土真宗の教えが日本で「百姓の持ちたる国」として開花したのです。歴史上例を見ない農民による革命「一向一揆」により浄土真宗本願寺門徒は加賀一国の支配権を獲得しました。徹底抗戦により大名を排除したこの農民による仏教社会主義の国は、一五七五年、織田信長の軍によって占領されるまで約百年間続きました。
訳)妙法莲华経妙荘厳王本事品第二十七是药王菩萨的家人的故事。他的前生，他和他的兄弟归依佛教的以后把父王改宗从婆罗门教。我自己的想法。这故事有可能是表示对婆罗门教攻击的方法，传教从婆罗门的孩子开始就很容易，因为婆罗门种姓是血统的继承。如果成功对婆罗门种姓孩子传教的话，这个婆罗门寺院改变佛教寺院，就好像黑白棋一样。我们可以看法华经里有这样的战略。
从日本和尚岗位来说，有血统的继承的宗派是净土真宗，如果他们的孩子被折伏，被洗脑为了日莲宗改宗的话，有风险真宗法统消灭。有这样的风险，所以莲如法师做28个孩子。那个时代，很多农村需要本願寺的守护，选择各农村第一的美女介绍莲如法师了。很多农村提供他美女，所以莲如有很多孩子。这么说来,为了比叡山僧兵追他，莲如法师有的时候躲藏在三井寺万德院了。三井寺观音堂收藏莲如法师缝的阿弥陀佛名号。
以前，真宗信徒喝大谷家法主洗澡的水，以为信徒想肯定能得到往生极乐净土,这个可笑的。这样亲鸾的基因是很受欢迎了。哎呀，佛法的相续变了基因的相续……。可是，为了这个亲鸾基因的有神赐的能力,莲如法师也有非常的魅力，影响很大，农民在日本第一次成功建立佛教社会主义国家。
净土真宗的教义在日本作为“农民所拥有的国家”开花了。由于历史上以前没有的农民的革命“一向一揆”，净土真宗本愿寺门徒获得了加贺一国的支配权。这是真的农民革命。通过彻底抗战排除大名的势力,建立农民的佛教社会主义国家，在1575年被天魔织田信长的军队占领之前持续了约一百年。